たたうら世界に確定申告はあるのだろうか(虚ろな目)もうなんだかわかんねんですが!?
まぁ、税収報告とかは国に上げなきゃいけないだろうし、店も役人に出さなきゃいけないだろうしな
ツェ家は専門家がいるんだろうけど子爵になったばっかりのヴェさんは大部分を自分でやる羽目になってあ゛~~ってなってそう。たぶん、書式も決まってなさそうなので国の担当者もあ゛~~~ってなってる。
貸借対照表をねじ込むチャンスだぞ!まずはツェ家とビアさんとこからだw
提出がおわって、あ〜やれやれと思って半年後とかに財務系に呼び出されて「あれ、なんか不備あったか?てか、今ごろかよ、お疲れ様です」とか思ってたら、財務大臣、宰相、殿下勢揃いで「おっと〜?」とか顔を引きつらせたら貸借対照表についで根掘り葉掘り聞かれるし、五年以内に公式フォーマット化される。
財務系部署の役人には早く帰れると喜ばれるが、不正してたような貴族にはめっちゃ恨まれる
多分イの一番に泣きついてくるのはドレクスラー
兄ちゃんとパパ上に「学生時代のよしみで聞いてこい」って追い出される。
たぶんマゼルも(わかってはいるけど念のため)教えて~~
ってくるから、教えた後に「こりゃ他にもわかんない奴いるな」とあたりをつけ、「学園で教室借りて説明すっから、知り合いでわかんない奴いたら声かけてくれ」っていう。
ドレクスラーの知り合いでも10人いるかどうかだろう。
とか思ってたら、そっとシュンツェルとノイラートも手を上げる。
まぁ護衛も兼ねるからお前らはどっちにしろ参加だぞ。っていう話になった。
実際に行ったら学園で一番でかい講堂を押さえられてるわ、なんとなく見たことのある役人さんの顔があったり、ばつが悪そうなアネットさんの顔とかその横でミーネ嬢がいたりする。
他にもちらほら、「あ、貴族家の財務担当の方ですね?」「なんでアヴァンさんがいるんだよ」「あの顔はゲッケさんとこの会計!」みたいな顔もあり、ぎゅぃぃぃと急激に胃が痛くなりつつもちゃんと説明するヴェ卿。
「ドレクスラー、どれだけ声かけたんだよ!?」
「まてまて、俺が声をかけたのは騎士科の奴数人だぞ?!」
そこから話が伝わって人数が増えた。噂で聞いた人がヴェじゃなくて学園に問い合わせたので、学園側も(ヴェさんから教室借りたいって予約は入ってたが)こりゃやべぇって。でっかい講堂を押さえた。
しかしそれだけなら役人に話が行くのはおかしい。というところでヴェルナーとドレクスラがマゼルを振り返る。
「「マゼル!!」」
「僕のせいにするのは早計じゃないかな。まぁラウラには、うん、ごめん」
「潔いいのは美徳だけどな勇者様……」
そこから殿下→大臣→役人で、お前聞いて来いって業務命令が発生した模様。
殿下はヴェルナー卿が面白いことをするらしいという雑談のつもりだったけど、早くにフォーマット化を進めたい財務部門は聴講に踏み切った模様。たぶんあとで事態を知った殿下は笑いながらも「ちょっとすまなかったな」と思うのでヴェさんになんかあげると思います。
「胃が、ぐぅぅ」
「ポーションいるか?」
「神経性にはきかねぇ」
「それを知っていることに俺は涙が禁じ得ないぜ」
「お前らは先に教えてるからな。フォローは頼むぜ」
「まかせてよ(ペカーとした笑顔)!」
「へいへい」
今日聞いた人が、今後は教えていくことになるだろうからと徹底的に叩き込むつもりで教えるヴェさん。ファイト!
たぶん、ヴェさんはヴェさんで、自分のアンハイムやコルトレツィス侯爵関連での負債の項目の多さと金額のでかさに顔をひきつらせた。(さらにその前の仕訳け段階でうんざりしてそう)
「戦争ってマジで何の生産性もない消費行動なんだよな」ってなりながらこれからも早期決着に努める決意を固める。(その結果が敵国王子のハリネズミ事件につながる)