見てきました~
いやぁ、素直に一本道のシナリオでした。面白かったよ!
さんざん前情報を聞いてビビりながら見に行ったんですが、たしかに横溝正史系(てか金田一系)のお話でしたね。そこにCoCと言うか、怪奇を扱うTRPG経験者は開始20分で物語の重要なオチがわかるという、実に素直なストーリーでした。
OPの打ち捨てられたベッドと点滴、血液銀行、妻を探しに→《アイデア》→成功「あっ(察し)」ってなりましたね。
Mの情報が出たあたりで確定しました。本当にありがとうございます。
水木が探索者の立場となると、まじで「わー昭和の物語だー」となりながら見てました。
戦闘シーンはかっこよかったですね。でも、うん、まぁ、ゲゲゲって別に能力バトルでも無双ものでもないしな。うん。
かっこよかったよ!
水木の過去やそれぞれとのやり取りは、ラストのあの一言のために積み上げてったんだろうなぁ。と思いつつ、それでもやっぱりスカッとしますね。
ジジイも絶妙に気持ち悪くて、素直にざまぁぁwwwwってなりました。
起承転結がマジですっきりしてるので見てて安心感すらありました。
そして容赦もなかったwwwおめでとう、君の宿願は達成されたよ!ってレベルで容赦がなかった。いや、別にあの子の宿願ではなかったかもしれんが。
あれだね、ホラゲの「零」。アレに近い。
たぶんあの糸目がとどめを刺せずに残った人々が封印とかってなったら、「零」みたいな感じに繋がるんだろうなぁ。って感じの物語でした。1作目、2作目が雰囲気が近いと思います。その前日談みたいな。
とはいえ、「あーはいはい」みたいな感じでオチがわかっていても見ていて面白かったです。まどろっこしいということはなく、テンポもよかった。
爆発落ちに近い気もしたけど、全部なくなってすっきりしたし! 友や息子の未来のためであって、あの村にいた連中のためじゃないあたりも実にエゴ的でよかった。実際全滅してるしな。うん。
ラストもよかった。忘れちゃったけど、思い出したし。ちゃんちゃんこ、嫁さんにかけてたから? 結局記憶が消えたから見えなくなっちゃったのかなー。
EDのミイラ男は親父さんなの全力で逃げてたけどなw 記憶にあってもあれは怖いと思います。はい。
そしてそれでも再訪したんかい。なかなかの好奇心だな。さすが探索者(違う)
それにしても、その、猫娘は何がどうなってあんなふうになったんで……?
CMでアクスタ二度見したのは私だけじゃないと思う。
ただここからはちょっとなーと思うところ。
まず主人公が水木なもんだから、怪奇関係がちょっと中途半端。いや、あんなもんがギリギリだったかなーとは思いますがね。
怪奇としても因習村として見ると物足りない感じ。親父世代の種族を超えた友情ものだと思っても、なんつーか、ううん? 尺足りなかったかなーっていう感じではあります。
どれも切り捨てられない要素ではあったとは思いますがね!
要素要素は押さえていたけど、どれもちょいと物足りなさを感じます。
村の人間関係もね、どろどろが足りなかった!
人間以外の存在への酷薄さとか、崇高な使命()に酔っている人間の気持ち悪さとか、その実、実に俗物な当主とか、いろいろ面白い要素はあったんだけどねぇ。
とはいえ、あれ以上は不快になるかもしれないから、さらっとしているのはそれはそれでよかったかな。とは思います。主題はそこじゃないだろうし。この辺は好みかなって感じです。散々脅かされたわりには? っていうところ。
できるなら、OPの記者さんが村についての情報をはかせてもよかったかなと思います。
XX年前に一夜にして村人が全滅したとか、権力者がいたとか、そういう怪奇モノの定番情報を最初に設定させておいてくれたらよかったかなぁ。と。TRPG脳が言ってるw
いや、令和のゲゲゲの鬼太郎見てないのだけど、あの記者さんがどうしようもない記者だったら無理か。うん。