2023年11月27日月曜日

魔王と勇者の戦いの裏で。書籍4巻感想



所感とか、CPとか、ネタとか、WEBの方とか、考察にもならんものとかもあったりするし、ゴリゴリにネタバレなので注意。


さて、フィノイからの帰り道から。

なんていうかヴェルナーは本人の意識としては自分は生粋のこの世界の貴族ではない。っていう意識がどこかしらあって、だからこそ貴族としての教えと言うか、基本に忠実になろうとしてるのかなと。親父さんが典礼大臣で余計にそう言うのうるさそうだし。

それがまた逆に、「貴族とはかくあるべし」みたいな平民の理想に合致してそう。まぁそれで本人が辛くなければいいんだけどね。いや、貴族ってめんどくせーってなってるから、よけいにマニュアル通りに動いてるのかもしれんがw


そして滲むアーレア村の村長へのヘイトw

いや、閉鎖的な田舎の村長って、まさにお山の大将的な部分があるから、割とリアルではあると思うよ。相手が貴族とわかっても引っ込みつかない(ヴェさんはしかとしてたけど、そのごもなんか言ってたし)あたりも実に。

まぁ関連の末路はどうでもいいんだ。その上の伯爵も含めて、王太子の手のひらで踊った感じがあるしね。


そして陛下が話が長いとw

王太子もそう言われるようになるんだろうか。いや多分、いいこと言ってるんだと思うんだけどね。なぜか、話が長いという記憶しか残らんのよねw


山wwww書類の山w

確かにこのバランス感覚は褒めていい。羊皮紙でよくぞここまでw


なにより有能な上層部。

出来る主人公におんぶにだっこな作品はまぁそれはそれで楽しいけど、やはり大国のトップ連中ともなれば、出来るし、頭がきれる人たちであってほしいよね!


そして貴族の庭についての説明ありがとうございます。

伯爵家の規模感は相変わらずわからんけど、そう広くはない、はず?

ヴェルナーが一人で訓練したり、マゼルと組み手をしていたのが奥庭になるのだろうなぁ。


リリーに空間把握能力があるっていう補足がちらほら入っているのが良いですねぇ。

この巻はまさにリリーちゃんが大活躍の巻なので嬉しい。


フュルスト伯爵家の内情。書籍にしかいない人たちなので、彼らの話が書籍版の楽しみの一つなんですよ。

しかしなんだ、その、主人公より不穏な気配が漂うのは何でだ……。

やっぱ苦手なんだね、書類仕事……。いや、そこまで困窮しているわけではないだろうけど、近隣が大臣でしかも関係が微妙って、内政ではそれはそれでどうなの? とは思う。

ぶっちゃけ長男のツェアフェルト憎しとか叱責してしかるべきだと思うよ? 文官だと思ってるからなんかね???

お父上は察しも悪くないし、実直な性格なので好感が持てるんだけど、とにかく今の情勢において悲しいほど運がない気がする。

負け癖についても、このあとヴェルナーがそれを克服させる方法を考えていたように、同じ戦場にいたにもかかわらずそちらに意識が行かなかった。いや、その余裕もないのかなー。とにかく運がない人よねぇ。

いやほんともう、長男が何かやらかしてツェアフェルトの侯爵になる時の領地が旧フュルスト領とか、もうざまぁとしてはこれ以上ないけど、それを喜ぶには、この家の人たちに愛着めいたものを感じてしまうなぁw


何より長女の名前が出てきましたね。ぶっちゃけコイツよりもドレクスラーの、ドレクスラーのフルネームをお願いします。いや、小説ではまさにモブなんだけどドレクスラー。漫画版だけでもいいのでお名前を。ヴェルナーって呼び掛けて、ドレクスラーって返ってくるのはそれはそれでちょっと悲しいぞw


嫁姑の関係ではなく根源的な部分で会わないって、まぁ「あーね」としか思えないというか。うん、ね。

つか、タイロン兄上があまりにこう、ヘイト役として心配されてたから、容赦なく嫌っていい役として登場したんですか、姉上? みたいな感じで出てきたよね。うん

つか、細い男を周囲に侍らせてとか。いや、ヴェルナーの自意識が正しいならツェアフェルトの兄弟は多分美形というか、キラキラしい美形ではないんだろうけど(貴族としての一定水準は満たしてるけど)、お前、お前~~ってなったのは私だけじゃないはず。

ふと、この時点で、イェーリング伯のところ、嫁さん「病死」してたよな? と、ちょっと思ったりも。うん、後妻の可能性があるのかなぁ。と、コウモリ野郎と女狐がともに沈んでくれるのは全然かまわんのですがね!!


ベルト爺さんカッケー!

いやほんと、サブキャラがいい味してるよなぁ。たたうら。


ビットヘフト伯爵はどういう話で王太子を説得させるつもりだったんだろう?

アーレア村がうちの管轄ですからー。とか? いや、お前んとこで問題起きたんだが??

謎だ。まぁ本人たちがそう思っているだけで、実際はそんなことはない可能性もありますよね。うん。

ヴェルナーは家族を保護したのが対勇者なのを理解しているけど、他はそこまで平民勇者に対して配慮してなさそうだしなぁ。たぶん。


ルーウェン視点の追加ありがとうございます。

覇王、ここか!! いやそれはコミカライズの煽り文句ですがw

ルーウェンはヒュベルがあれこれ改革したものを安定させ、広める必要があるから、仁慈の王と言うのはちょうどいいのかもねぇ。次の王が大変そうだけど。まぁ三代目は荒れると決まってるからw


ラフェドさんは立ち回りが上手いというか、抜け目なさが追加されてていいね。

王子たちの人物像も追加されてたし、まぁ、その、レストラガもとりあえず何かしらやらかす余裕はなくなったようでよかった。

ヴェルナーの挿絵はかっこいいねぇ。これは惚れちゃうよねぇ。リリーちゃんが見ているわけではないですがw


ヴェルナーがアンハイムに派遣された理由の補強がされてたのもよかったー

そうだね、負け癖とは逆に浮かれることもあるしね。実際確か酒場で乱闘したヤツもいたしな。

ヴェさんはヴェさんとして生きていてもいいけど、今はちょっと。っていう上層部が素敵。そして可愛がられてますなぁ、ヴェルナー。


そして公爵とのシーン! 道整備かー。妥当ですね。

全ての道はローマに通じる。みたいに、道作りまくったそうだしね。公爵も話が早い。これができる大人と言うものなんだろうな。っていう。まじで上層部が有能で安心してみてられる。

あと、「あの伯爵の息子」って、もちろんパパンがカタブツってのもあるけど、嫁取りで決闘までしているパパンなので、そちらを知っているとなるとまた違った意味がありそうですねw

自分の嫁は自分でゲットするぜ!みたいな。多分知らんのだろうけどなぁw


そして、タイロン兄上~~~~

前に、もともとの思い人は第一王女だったのでは? って考察したけど。その可能性が出てきた。

あとてっきりタイロンが第二子だと思ったら一子かよ。30近い男が15歳の少女に本気で懸想してたらそりゃ、妹も微妙な顔をするわwww

って、うん。その、あぁぁぁぁぁ、これ、先がどうなるんだろう。イェーリングと一緒にあそこで敵方に回るのか? 不安だなぁぁ。頼むから生き残ってくれ。そして出来れば幸せになってほしい。


ジャムはある、オッケー!

鎖帷子についてはちょっとその、うん。まぁ、うん。(ワイヤーで一本書いた人)

やったことないって言ってたし、ないって言ってたし!!! ワイヤーの作り方は忘れてくださいwww



コウモリ男と女狐の会話。

いや、ほんと、この二人どうなるんだろうなぁ。ぶっ刺されるのはわかってるんだが。

あと、その神託の巫女は行方不明になる巫女さんですか? 次を物色しているようでもあって怖い怖い。

イェーリング伯はこう、暗躍している風で出て来てるけど、「でもこの人最後遠戚にぶっ刺されるんだよなぁ」と思うと残念さが増しますね。うん。そこまでヴェルナーに認識されてなかったのもあるし。いや、伯のほうも認識してないけど。






ドーナツ