今日はのど自慢の日らしいのてすが、あの世界の歌ってどんな感じかたぶんヴェさんが語ることはなさそうなので(芸術範囲)
でも讃美歌的なのはありそうよね。結婚式で歌う歌とか
吟遊詩人はいるだろうし。
スキルとしてはありそう。でも、デバフやバフをつけられる方には使われてなさそうな。(脳筋世界ゆえ)
まぁ、極めれば広範囲に影響を与えそうなものは早々と消し去ってそうですよね。
RPGで吟遊詩人というとFF4のヘタレを思い出すんですが、あぁいう感じのスキルの使われ方はされてなさそう。ごく一部の地域ではこの歌を歌うと魔物が寄ってくるとか、寝るとか、そういうのが伝わってるみたいなのはありそうですがね。
んで、孤児院の子どもたちにあやとりを伝えたヴェさんですが、もうちょい幼い子の遊び方とかの話になる。
乳飲み子とはいかないまでも、首がすわって一人で座るくらいの年齢の子。
そんな幼い子供がいたのかと驚く(前の視察ではいなかった)と、やはり世情が世情なので捨て子や働き手を失った家が泣く泣く預けるケースはあるらしい。とくに表立っては喧伝してないけど、あそこはツェアフェルトの息がかかってるっていうのは知ってる人は知ってるので、余計に多いらしい。
それも良し悪しだよなぁと、補助金も父にアレコレ理由つけて出してもらってるわけだから容易に増やせるわけでもない。この先も孤児院が自立して稼げる方法とか探さないとな。とか思いつつまずは遊びの方法。
なんとかひねり出したのは遠い日の記憶の教育番組。
しかし、歌詞まではちょっとウロ。
それでもなんとかかんとかでてきたのはアルプス一万尺とむすんでひらいてだった。
ちょっと歌詞が怪しかったり、アルプスってどこ??ってなったので、適当な高い山の名前にしたり、「小槍の上で」をずっと「仔山羊の上で」だと思ってたんだよな。ってこれも地名みたいなもんだから変更しないといけなくて、アルペン踊りも同様。
というわけで、歌詞はあやふやなうえに異世界ナイズされたのでだいぶ変わってしまったが何とか完成。たぶん。手の動きもちょっと違うかもしれないけど、どうせ誰も正解を知らんしな! と思うことにした。
むすんでひらいては、子供の手指の運動能力やリズム感、反射機能の向上、知育効果もあるらしいからいいんじゃないかということで採用された。
ヴェさんはよかったよかったと思いつつも「むすんでひらいて」を作曲したのは社会契約説を唱えたジャン=ジャック・ルソーによるもので、日本では賛美歌、唱歌、軍歌を経て童謡として広く知られるようになったものだ。
そんな曲が中央集権化真っ最中の王政世界でいいのかなぁ。と思いつつ、俺しか知らないしな。と、そっと知識に蓋をしたのだった。この世界では童謡で始まり、童謡で終わるんだ。うん。
そして、その次の視察に行くと子供たちが教えてもいないのに超高速アルプス一万尺とかやってて、子供の応用力すげぇな。ってなるヴェさんがいるのだった。